防災ジオラマ

本質ポイント 視点変えポイント

地域防災力 見慣れた街もしもの街

段ボールジオラマキットを活用した
防災教育プログラムを通じ、
地域防災力の向上を図るプロジェクト。

防災ジオラマでは、自分が住む地域の歴史や成り立ちを“学び自分たちで備える”をコンセプトに、段ボールジオラマキットを活用した防災教育プログラムを通して、自分たちが住むところの地形や過去の災害の教訓、災害リスクを学び、自分の命は自分で守ること(自助)を身に付けることを支援しています。地域住民と一緒に、住み慣れた場所を今までとは違った視点で俯瞰し、地域の防災のあり方を考えることで、地域防災力を向上させるとともに、地域コミュニティの連携・活性化、次世代への伝承につなげていきたいと考えています。

実績

  • 参加人数

    1,123人

  • 実施回数

    17回

※2021年1月~2023年12月

活動レポート

    2023年9月2日|
    東京都渋谷区

    防災週間の9月2日、渋谷でおこなわれた「もしもフェス2023」にジオラマ防災授業のブースを出展しました。「もしも、渋谷で大地震が起きたら。」というテーマのもと、企業やNPO、自治体など様々な団体が参加され、私たちのブースでは渋谷駅周辺エリアのジオラマを用意しミニ防災授業を実施しました。
    ジオラマのサイズは通常よりも小さい1m×1mで、2つのテーブルに分かれて1回15分ほどのワークショップを各8回ほど、計100名弱の方々にご参加いただきました。ワークショップでは、地域住民の方だけでなく、渋谷に訪れる方など参加者に合わせテーマを選択できるように講師の方々にご準備いただきました。
    例えば、渋谷は地形上水が集まりやすく短時間でも浸水してしまいやすいことや、ゲリラ豪雨時などの対応方法について、また、渋谷で首都直下地震に遭ってしまったときの直後の対応、帰宅困難者となった場合の対応やそれらへの日頃の備え方などについて、参加者の皆さまと一緒に学ぶ場となりました。

    2023年8月2日|
    東京都墨田区

    2023年は関東大震災100年の節目でもあり、すみだ生涯学習センターが主催するすみだ地域学セミナーにおける特別企画の一環として、防災授業を実施し、19名の方々に参加いただきました。
    江東5区は墨田、江東、江戸川、葛飾、足立の5つの区で、荒川、墨田川、江戸川などの大きな河川に挟まれ、エリアの大部分が海より低い高さのいわゆる「ゼロメートル地帯」となっています。プログラムの前半では、江東5区エリアを対象とした段ボールジオラマを組み立て地形の特徴を学び、後半はこのエリアならではの危険と備え方について、「流域」をポイントにあてた講義を行いました。
    イベント終了後、段ボールジオラマは墨田区へ寄贈し、すみだ生涯学習センターにて展示いただき地域住民への防災意識啓発に役立てていただいてます。

参加者コメント

  • 立体の地図を見ることで、思ってたより危険な場所が多いことや、安全な場所を知れて勉強になった。

  • 普段ハザードマップを見てと言われてもしっかり見る機会はなかったので、このようにしてちゃんと見たり体験できて良かった。

パートナー

  • 一般社団法人防災ジオラマ推進ネットワーク